日本は記録的な大雪とか。大丈夫でしょうか?
日本で記録的な大雪と言うと大抵普段雪の降らない太平洋側(特に首都圏)が大雪の際に話題になるので、日本海側の気候とも言える長野ならそこまで大事ではないのでは。。。と予想してます。
ケニアは夏本番間近なので本当に無責任な予想ですが。


さて、書きたい事ありすぎて何から記事にしようか悩みますが、とりあえず新しい事から。


先週アメリカ人が2人任地を訪れていたので同行してました。
僕らの活動の紹介もしました。
あ、アメリカ人は短大の先生とその生徒。

2日目の夜の話。薪で起こした火を囲んで植民地の話になりました。
僕の同僚が「ケニアは古い習慣が残っていたので白人が来てくれてよかった。正しい神と教育と経済を与えてくれた。本当に感謝している。」
と言いました。

もう本当に目が点、耳を疑うとはこの事。
たまらずに「何がそんなに悪い習慣だったの?」と聞くと、

「この周辺の人はかつてケニア山に神がいると信じていた。人が死ぬと山の神が葬ってくれると信じて死体を森に捨てた。それをハイエナが食べるのは知っていて。そんなに酷く、惨い事を平気でしていた。山に神なんていないのに。そんな嘘を信じていた。白人が持ち込んでくれた教育が無ければ部族以外とは話せず、殺し合いをして、野蛮なままだった。国も豊かになってきている。」

というのです。

そして驚くのが先進国アメリカのその教育者も「うんうん、その通りだ」と聞いているのです。


「でもどんな生活が幸せかは自分たちの価値観が決める事。今が幸せと思うなら白人が持ち込んだ社会がいいって言うのも分かるけど、昔の人を否定できないでしょ。今でも現代の社会を拒否して伝統的な生活してる人もケニアには沢山いるんだし。日本人は山にも海にも神様はいると思ってるし、簡単に先祖の神を捨てて一神教に走ったのは少し残念にすら思う。」

って言ったらアメリカ人の学生だけが理解してくれました。
幸せの価値観は人それぞれだと。
先生はあからさまに顔をしかめ、同僚は憤っておりました。
かつてのケニアの伝統がいかに酷かったか知らないのだ、と。
いやいや、あんたも生きてないでしょ、その時代。とか思ったけど。
生徒は神がたくさんいるってのは笑ってたけどそれいがは同調。


なんだろうか。
このもやもや感。

今のケニア人が今のケニアで幸せならそれでいいのですが、決してそうは見えないからでしょうか。


アングロサクソンの考えてる本質が見えた気がしました。
いくら植民地支配がなくなったと言っても結局援助漬けにして自分たちの思う様な社会をうまく作る。
ケニア人はそれを鵜呑みにする。

いつもいつも援助とか自分の立ち位置とかに悩みながら生活してる僕らだけが浮いていて、アフリカと欧米の両者には迷いはないのでしょう、きっと。いや、そうとも言い切れないでしょうが。


本当にもんもんと考え込んでしまいました。


答えの無い話ですいません。


でも結局自分の信じる方法で目の前の人と一緒に汗流すしかないですし、それが全てなんだと思います。
一生答えは出ないでしょう。

暗かったのですが、きっと一人こんな顔をしてたと思います。笑
SAM_0922


でも一緒に苗木の世話をする時は笑顔です。
SAM_0916


近々また色々アップしまーす!