NEWS-KE

青年海外協力隊としてケニアで活動を通し、 今度はイギリスの大学院へ進学する事にしたYUSUKEの最新情報。 だからNEWS-KE. ケニア生活を終えてから止まっていた更新をイギリス生活を機に再開です。

冬休み前半戦。

休みだというのにすっかり放置していたブログ。
何をしていたっけ?

休み前の課題提出期限が12/14のこと。12/15は大掃除。
12/16-24は。。。あれ?

数日は図書館で休み中の課題に取り組んでいたのは記憶にあるけど、それ以外は。。。
はて。
あ、18日には友人と忘年会したんだ。
それ以外はきっとだらけきっていたんだと思います。

で、クリスマスの25日はいちようフラットメイト+αとディナー。
その後は旅に出ております。今も。
旅についてはまた近日中にアップします。

今回はタイトルの通り休み前半戦。旅行前までの振り返り。

1学期が終わってからは家も学校もまるでゴーストハウス。
コベントリー大学は年間6500人もの留学生を受け入れています。
英国の学生はもとより、彼らもほとんどがクリスマスを家族と過ごすために帰国・帰省します。

10人のフラットメイトのうち8人は帰国。
仲のいい同じコースのメンバー8人のうち7人が帰国(残ったのは僕だけ)
いやもう、本当に一人ぼっちでしたよ。

こっちに来てわかった事は日本人が一番貧乏ってこと。
欧州の人はその他の地域の人の半分の学費で済むし、奨学金や企業の支援が充実している。
イギリスが開拓した英語の国(オーストラリ、ニュージーランド、カナダ、アメリカ)はビザとか色々優遇あるし、まず英語のハードルなし。なので奨学金とかの情報も集めやすく、かつ受かりやすい。
で、それ以外の地域はほぼ途上国か中進国。
そんな国からくそ高い学費と物価を度返しでイギリスの大学院に留学できる人って、
度を超えたお金持ちの家の子がほとんど。
唯一日本人がちょっとお金貯める努力したら貧乏学生で英国留学が可能。
なので日本人の友達は誰も帰国せずw
途上国の貧富の差をイギリスで感じています。

そんなこんなでまったりした前半戦の締めくくりはクリスマス。
唯一残ったフラットメイトとその彼女と近所のレストランでディナー。
彼らは皆クリスチャンなので楽しそう。
でも今の若い人とたちは食事の前にお祈りとかもないし、
宗教色はどの国でも薄まってるように感じました。
クリスマスはもはやイベントですね。

で、26日から欧州を転々としてます。
今はスイスのジュネーブ。
ここは観光でなく将来のために来ました。
そんなこんなで旅についてはまた次回アップします。

遅くなりましたが明けましておめでとうございます。
いつまでもフラフラしていますが本年もよろしくお願いいたします。

 

瞳を閉じれば聞こえてくるだろう

高校生の頃僕はやっぱりどこにでもいる高校生で、その無限とも思えるエネルギーをぶつける矛先は、やっぱりどこにでもいる高校生らしく友人と馬鹿をする時間と部活。それに音楽。
ティーンの後半戦を端的に表すとするならば、いつだってそんな時間の中に多くの思い出がある。
いや、多くの思い出と共に音楽があるのか。


今、もう三十路に入って数年経っているのに久しぶりの学生生活に戻り、時々10年以上昔の心境にふっと戻る感覚に襲われる。
どうしようもないくらいの衝動に今は少しの焦燥もないまぜになって、でももはや共にふざけあえる友人に囲まれてもおらず、アルコールがなくても、田舎の高校でも、何がなくても楽しくていつも何かに必死だったあの頃とは環境が決定的なまでに違っている。
違っているのはもちろん環境だけでなく、僕自身も僕という人生を歩む中でいくばくかの経験を身につけ、視野が広がり、そして大人にもなった。


先日、課題に追われて文字どおり寝る間も削ってPCと文献とにらめっこをしていて、どうにもこうにも頭がパンク気味だったので、ふと、本当にふとGOING STEADYを聴いた。
Youtubeで聴くそれは本当に音質は悪く、カラオケのそれのように大声で叫ぶこともできず、ライブのそれのように臨場感もあるわけではなかった。

なのに。

どうしても再生を止められず、半泣きで3時間。
ただただ彼らの叫びに心震わせていました。


高校生の頃、親父になってもゴイステを神と慕うと言っていた自分が、実際に良い年齢になってもなお彼らの言葉、メロディー、叫びに心震わせる事が出来る自分であったことが嬉しかった。
僕はあの頃、目まぐるしい程毎日が新鮮なあの頃、そんな日々を純粋に生きることに必死で10年以上先の今の自分をこれっぽっちも想像してなくて、だからきっとこんな行き当たりばったりの人生なんだろうけど、でもやっぱりそうした生き方が根底に染み付いているのかなぁって。
生きていく中で、少しずつ生きることにも器用になって、少しずつ純粋であることや正直であることに不器用になってきて、そしてそれらは決して悪いことではなく、それ自体が生きているということであるんだと思う。

でも、それでも今回いつまでも変わらずにある思いに気づけたこと、そんな自分がいたことをちゃんと記しておこうと思う。
いつだって僕のベースはそこにあるはず。

思わず拳を握ってしまうほどの思いも、
支離滅裂な思考と意味不明な言葉の羅列も、
夜空に飛び立てそうなくらいの衝動も、
どれもこれもやっぱり僕には掛け替えのないもののようです。


瞳を閉じれば聞こえてくるだろう
拳握った少年の声が
鼻血が夕暮れ 滲んだ夕暮れ
霞む彼方はこの世の終わりか
カチカチ耳カス チカチカ星屑
彼の娘に会いに夜空に飛び立つ
指先に止まった赤とんぼ
どこへ帰るの赤とんぼ
僕らは若くて心が歪んだ
叫ぼう 叫ぼう 僕らは此処だ



 

大学院の課題と評価。

所属する学科やコースによりますが、僕の所属するコースでは学習の評価は100%エッセイなどの課題で決まります。
言い換えれば質の高いエッセイを書けるのなら授業は必要ないっていうね。
でも尋常じゃない金額をかけてきてるので得れるものは全部得て帰ろうと思い全授業出てますが。

で、兄の結婚式からの1ヶ月弱、1学期の課題の締め切りが重なり、追い込まれてました。
授業がある日は基本朝9時から夕方5時半までみっちりなので、
それから図書館にこもって夜中に帰宅する毎日。

最後の週は自炊なし。
最後3日はシャワーなし。
最後2日は家に帰らず徹夜でずーっと図書館。

メンタル強いと思ってるんですが、さすがに胃腸に変調きたしました。
まぁメンタルだけでなく、フィジカルな疲れももちろんあるでしょうが。


で、なんとか課題×3、A4で計40枚程度書き上げました。
しんどかったー。

あとは評価を待つのみ。


これで冬休み突入です。
もちろん課題は相変わらずありますがw

年末年始は一昨年に引き続きパリで迎えます。
人生3回目のフランス、3回とも兄と一緒っていうw

フラットメイトもクラスメイトもみんな実家に帰るので、家も学校もゴーストタウンのようです。
 

新しい家族。

前回の記事を公にしてしまったので、若干読んでいただける人が増えたと思ったらブログの放置っていう。

とにかく怒涛の1月でした。
パリのテロの次の週、4日間の強行日程で弾丸帰国。
からの課題地獄。
忙しくすればするほど綴っておこうと思える気持ちが増えます。
課題地獄が昨日で一段落したので少しずつ振り返ろうと思います。

まずは弾丸帰国。

金曜日に14時までの授業が終わり次第空港に向かい土曜日と日曜日の間くらいに帰阪。
日本は秋の3連休の中日が僕の帰国理由。

兄の結婚式でした。


本当に本当に幸せすぎる1日でした。人生指折り!!
大学生くらいの頃からずっと兄の結婚式に参列することが僕の夢の1つだったんです。
素敵すぎる奥さんとその家族の方と巡り会え、兄には本当に感謝。
家族って本当に素敵なものです。再認識。


兄とは幼少の頃から一緒にボーイスカウトをし、同じ大学、同じサークル、同じバイト先、同じ職業に敗れた仲。
だから親族席にいながらまるで同級会のような顔ぶれ。
本当に楽しくて幸せな時間でした。


大切な人の幸せっていうのは無条件に嬉しいもんです。
理由なんて考えずに純粋に、ダイレクトに感情が先に震えることは、人生を重ねるうちに減っていってしまう気もするけど、それでも今回は入場からもう感動一潮。

兄の最後のスピーチも良かった。


世界には悲しいことも多いけど、僕たちは今自信を持って世界一幸せだと言えます。
だからこれからも世界の平和に少しでも貢献できる人であれるよう努力をすると。


そんな思いの人で溢れた世界を想像して心が震えてしまいました。


僕も理想を捨てずに、理想論だと言われてもそれでもそんな世界を夢見続けて生きていけたらなぁて思いました。

世界で頑張る家族が久々に一所に集い、本当に幸せでした。
母の幸せそうな顔を見れたことも何より。


日本滞在は50時間ちょいだけだったけど、それでも本当に感動の一言。
結婚っていいなーって思ったなぁ。 

パリでの連続テロに思う。

今回のテロの犠牲になった方、傷ついた方、またその家族や関係者の方は本当にやるせないと思う。心から哀悼とお見舞いの気持ちを送りたいと思います。
そして2度とこんな悲劇が起こらないことを祈るのみです。

でも。。。

祈るのみでは何も解決しません。
今回のテロの背景をしっかり考え、当事者意識を持たなくては近い将来日本も攻撃されることでしょう。
さて、では当事者意識って何でしょう。
パリ市民の立場に立って悲しみ、正義のために立ち上がることでしょうか。

もちろんそれも正解です。
でもそれでは片手落ちです。

facebookや公共施設ではトリコロールカラーで溢れています。
しかし、先月トルコでも100人以上が犠牲になる自爆テロが起こってますし、数日前にはベイルートでも大きな爆弾テロがありました。その際に社会はこんなにも反応したでしょうか。もっと言えば、正義の名の下の空爆の犠牲になる一般市民は数え切れません。そこに無関心ではなかったでしょうか。
言うまでもなく公共施設のライトアップはメディアでも報じられ、facebookを代表とするSNSは世界中の人がアクセスできます。
上述の関係者がトリコロールに染まる社会を見たとき何を思うでしょうか。
平等を語る先進国や西欧諸国に対して矛盾や欺瞞を感じずにはいられないでしょう。
命の重さの違いに愕然とし、場合によっては憎しみさえ持つでしょう。

そしてテロリストも当然ニュースやSNSを見れます。世界の動きを知れます。
彼らはフランス国旗に染まる社会を見て何を思うでしょうか。テロとの戦いを正義と声高に叫ぶ政治家の言葉をどんな思いを持って聞くでしょうか。日本人のfacebookがフランス国旗に満ちている状況で、日本をどういう国とみなすでしょうか。
欧米を中心とする国際社会が掲げる正義は、彼らにとっては悪でしかありません。 
テロ行為は人災です。決して防ぐことのできない天災ではありません。背景には必ずテロ行為に走った人の思想があります。 そして彼らも当然、当事者なのです。
人を殺したという点では、彼らは間違いなく加害者です。ただ、彼らを加害者たらしめたものは何なのか。そこまでの当事者意識を持てなければ、憎しみの連鎖は断ち切れないと僕は思います。

パリの方に哀悼の意を表すことは非常に暖かなことです。決して否定されるべきことではありません。
トリコロールに染まる社会によって心を救われる人もいるでしょう。
でも私たちは今、困難な時代に相対している今、その一挙手一投足を真剣に考えなくてはいけないと思います。そしてそのためには、今まで以上に想像力を膨らませなければいけないと思います。一見間違いなく正しいと思えることも、角度によっては正しくないかもしれない。そう常に意識して行動しなくてはいけないと思います。

僕も決して完璧な人間ではありません。世界中のテロを逐一全部把握などできません。
ですが、僕はパリ市民に祈ると同時に、世界中でテロや紛争で犠牲になる方すべてに祈りを捧げたいと思います。
だから僕は特別トリコロールだけを掲げることはしません。
今回のテロを通して、僕も含め多くの人が今までより広い視野を持つきっかけとなればと思います。


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